自己理解とは？自分を深く知る重要性とメリット・デメリットを解説

• 何がしたいかわからない・・・
• 感情をうまくコントロールしたい！
• 自信を持って決断したい！

僕は、自己理解を深めるまで、

・やりたいことがわからずモヤモヤ
・感情の起伏が激しくイライラ
・自分の決断に自信が持てずナヨナヨ

している状態でした。

しかし、自己理解を深めると、自分自身の

• 性格や価値観
• 考え方
• 行動パターンなど

を認識できます！

だからこそ、

・やりたいことが見つかる
・感情起伏を抑えられる
・自信を持って決断できる

と変化を感じられるようになります！

この記事では、自己理解についてや深めるメリット・デメリット、具体的な深め方を解説します。

自己理解を深めて、理想の自分を見つけ、より充実した人生を手に入れましょう！

自己理解を深めたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

自己理解とは？

自己理解とは、さまざまな手段を使って

• 自分自身の性格
• 気質
• 価値観
• 考え方など

を深く知り、自分自身の特性として受け入れることです。

自己理解を深めると、自分自身の変化のきっかけを作れたり、他者へ意識を向けられるようになっていくでしょう。

自己理解の定義

自己理解の2つの分類は下記のとおりです。

公共の自己理解	社会生活の中で、他人からどのように見られているかを理解すること
私的自己理解	外部からの刺激による心身の変化を理解すること

公共の自己理解と私的自己理解の2つの視点でバランスよく自分を見つめることで、より深く自己理解が可能になるでしょう。

自己理解は自分の状態をしっかりと客観視することが大切です。

自己理解を深めるとは？

自己理解を深めるとは、社会において他者との交流を通じて自分自身の特性をより明確に把握し、受け入れていくプロセスです。

人には、

・優しい
・飽きっぽい
・親しみやすいなど

異なる特徴があります。

しかし、案外自分の特性は、自分で理解していない場合が多いのではないでしょうか？

人は他者との関わりの中で、

「私は〇〇な人間です」

と自己イメージを確立していきます。

ただの自己分析ではなく、日常生活や職場での経験、周囲からのフィードバックを通して、自分の性格や価値観、考え方、行動のパターンを客観的に認識することが自己理解を深めることに繋がります。

自分を客観的に見つめなおすプロセスが、自己理解を深めることです。

自己理解が必要な2つの理由

現状にモヤモヤしている方は、2つの理由をしっかりと把握し自己理解を進めていきましょう！

現在地を把握するため

現在地を把握する重要性を旅行を例にお伝えします！

旅行の際に、不慣れな土地で

目的地がわかっていてもすぐにたどり着けない！

って時はありませんか？

僕は、極度の方向音痴です。

iPhoneの地図アプリを使っても地図だけでは、たどり着けないことが多々あります。

自分自身の現在地がわからず、進むべき方向がどちらかわからなくなるからです。

人生においても同じで、目標や目的が決まっていても、今の自分の現在地がわかっていないと何をすべきか迷ってしまいます。

現在地を把握することで、その後の行動計画をより具体的に落とし込めます。

だからこそ、自己理解で自分の現在地を把握することは非常に大切です。

自分自身の軸を見つけるため

自分自身の軸を見つけることには、大きなメリットがあります。

自分軸ができると意思決定のブレが少なくなり、周りに流されにくくなれます。

しかし、自分軸ができていないと、他人の意見や社会的なプレッシャーに左右されてしまいます。

例えば、友人から

「この商品おすすめだよ！買ってみて！」

と提案されたとします。

他人軸で生きている人は

と考え、

と思っても購入してしまう場合もあるでしょう。

そして、無理に購入した場合、「自分には合わない商品」ということもあるのではないでしょうか。

自分には合わない商品だった場合、

と思い、おすすめしてくれた方と距離を置きたくなってしまう可能性もあります。

しかし、自分軸を持っている人は

「本当に自分の欲しいものではない」

と判断し、丁寧に断ることができます。

そのため、自分の意見を持ちつつも、友人関係を壊さず関係を保つことができるでしょう。

自分軸が見つけられると、周りからの意見や社会的なプレッシャーを感じても振り回されなくなります。

だからこそ、自己理解で自分軸を見つけることが重要です。

自己理解を深めて感じたメリット5つ

自己理解を深められるとどんなメリットがあるのでしょうか？

1.感情をコントロールできるようになる

なぜ、感情のコントロールができるようになるかというと、

自分の感情が動く瞬間が理解できるようになるからです。

では、実際に僕の例をお伝えします。

僕は非常にイライラしやすい性格です。

怒りをコントロールするための方法が書かれた本を読んだこともあります。

それでも、全く解決には繋がりませんでした。

しかし、自己理解を深めることで気付いたことがあります。

それは、

自分のペースを乱されることに特にイライラする

ということです。

自己理解を深めることで、過去のある経験が自分のイライラの根源になっていることに気が付きました。

そのため、

・周りに早めに協力を求める
・ペースを乱されないように段取りを考える
・予定に余白を持たせるなど

自分のペースを乱されないように対策を立てています！

このように、自分の感情が動く瞬間を理解できていれば対処法を考えられるのです。

2.対人関係が良くなる

自分の価値観や考え方、コミュニケーションの癖を理解できると、他者との関わり方がシンプルになります。

僕自身は、「慎重な性格で即決できないタイプ」と理解しています。

しかし、「大胆な性格で即決できるタイプ」の人もいるでしょう。

このように自己理解を深めると

「自分と他人には、違いがある」

と理解できます。

当たり前でしょ！と思うかもしれません。

ただ、自己理解を深めることで

より、相手の言動を否定せず尊重できるようになっていきます。

そのため、自己理解を深めていくと対人関係が良くなります。

3.自分に合った意思決定が可能になる

価値観が明確になると、自分で意思決定できます。

そのため、他者の意見や考えに左右されなくなるでしょう。

例えば、家族や友人に

「みんな使ってるから買った方が良いよ！」

とすすめられたとします。

その際、自己理解が浅いと判断基準が明確にないので、すすめられた意見に流されてしまうでしょう。

しかし、自己理解を深めると周囲の意見を参考にしつつ、最終的には自分自身の考えを大切にし判断できます。

だからこそ、周りの声に耳を傾けつつも自分に合った最良の意思決定が可能になるのです。

4.自分の変化のきっかけを作れる

自分の価値観や本当にやりたいことを明確にできると、何をすべきかわかり行動しやすくなります。

多くの人は「変わりたい」と思っていても、何から行動して良いかわからず、結局行動できず、現状維持になってしまいます。

しかし、自己理解を深めると、自分が求めている変化の方向性を把握できます。

そのため、適切な行動を選択していけるようになります。

僕自身、自己理解を深めることで過去の経験から自分のやりたいことが明確になりました。

だからこそ、現役の営業マンとして働きながら、ライフコーチとしての発信活動を始めています。

この記事を読んでくださっている方の中には、

「何か新しいことを始めたいけど、何をしたら良いかわからない」

と悩まれている方もいるのではないでしょうか？

悩まれている方は、

「過去の夢中になったこと・充実していたと感じていた時にやっていたこと」
「自分では当たり前だと思っていたのに、人から良く褒められたこと」

を振り返ってみてください。

きっと、あなたの

「強み」や「興味のある分野」

を見つけられます。

強みや興味のある分野が見つけられたら、

「趣味として始めてみる」「講座を受講してみる」

など、まずは小さな一歩を踏み出してみましょう！

このように、自己理解を深めることで、誰かのための変化ではなく、自分自身にとって意味のある変化のきっかけを作れます。

まずは、自分の価値観や興味のあることを整理し、変化の第一歩を踏み出してみませんか？

5.他者理解が深まる

自分の価値観や考え方が理解できると

「なぜ人によって意見や感じ方が違うのか」

がわかるようになります。

そのため、相手の意見や考え方を尊重できるようになるのです。

多くの人が、自分の考えが当たり前だと思っているでしょう。

しかし、実際には人それぞれ異なる価値観や経験があります。

自己理解を深めることで、

「自分の考えは〇〇だけど、相手は違う考えを持っているかもしれない」

と考え、柔軟に対応できるようになります。

僕自身、高校時代の野球部の時にキャプテンを任された際に、自分の当たり前を他の部員に押し付けてしまい、部内分裂を起こしてしまった経験があります。

当時の僕は自分に精一杯で、相手の背景や意図を全く理解せず押し付けていました。

今でも後悔しているほど、強烈に自分の中に残っている出来事です。

自己理解を深めると、自分とは違った意見や考え方、価値観に触れても違いを冷静に分析できます。

そのため、相手の背景や意図を汲み取り、建設的な会話から解決策を見出すことができます。

このように、自己理解を深めることで、他者の価値観や考え方も尊重できるようになります。

自分自身の価値観や考え方を理解し、他者理解も深めていきましょう！

自己理解を深めるデメリット３つ

ここからは、自己理解を深めるデメリット（痛みを伴うこと）も紹介していきます。

ただ、「過去の痛み」や「自分自身の感情の揺れ」に触れるからこそ見えてくる「本当の自分」があります。

怖さや不安、戸惑いがあるのは当然のことです。

この辛い時間も含めて「やって良かった」と思えるからこそ、デメリットも解説していきます。

1.過去の辛い経験や感情と向き合う苦しさがある

自己理解を深める過程では、必ず過去の辛い出来事や心の傷と向き合う必要があります。

その過程が一時的な苦しさを生み出す場合があります。

自分の本音や価値観は過去の経験から多くの部分は形成されているでしょう。

特に辛かった経験や痛み、我慢、傷付いたことなどが要因となっていることも多くあります。

そのため、自己理解が進むと

「あの時本当はどう感じていたのかな？」
「なぜ自分はあんな風に振舞ってしまったのか・・・」

などに目を向けなければいけない瞬間があるのです。

特に今まで避けてきた

・怒り
・悲しみ
・恥ずかしさ
・罪悪感

などの感情と再び向き合わなければいけなくなります。

それが一時的に心を重くさせ、

「思い出したくなかった・・・」

と苦しく感じることもあるでしょう。

僕も自己理解を深める中で、

「高校時代の野球部で部内分裂させてしまったこと」
「大学の準硬式野球部で干されたこと」
「前職を自律神経失調症で退職したこと」

など触れたくない過去と向き合ったことで気付けたこともありました。

このように、過去の傷と向き合うことは本当に辛いです。

しかし、心の奥底に眠っていた

「本当の自分」

を取り戻す過程でもあります。

自己理解の過程で感じる痛みは、後ろ向きなことではありません。

自分自身の人生を前に進めるための

「感情の整理整頓」

なのです。

見て見ぬ振りをしてきた本音を受け止められた時に、

本当の意味で「自分を許し、愛せる」ようになるのではないでしょうか？

だからこそ、大きな変化、成長に繋がっていくのです。

2.現状に違和感が出て一時的にモヤモヤする

自己理解を深めると、今の自分に満足できなくなることがあります。

自分の本当の望みや大切にしている価値観などが少しずつ明確になることは素晴らしいことです。

しかし、明確になると「今の生活や働き方、人間関係にズレがある」と感じる場合があるでしょう。

例えば、

「営業成績が上がっているのに、思った以上に満たされない・・・」
「本当はもっと自由に生活したいのに、我慢している？」
「なんでこの仕事選んだんだろう・・・？」

と、ふと立ち止まる瞬間が訪れます。

それは、今まで無意識に自分自身の中で「正しい」と信じてきたものが崩れそうになるからです。

違和感やモヤモヤを感じるのは、本音に正直になった証拠！

最初は辛く感じていても、より良い未来への一歩を踏み出している兆しです。

3.「変わりたい自分」と「今の自分」の板挟みになる

自己理解を深めると、現状を変えたいと思うようになります。

しかし、行動を変えたい欲求と現状維持の間で葛藤が生まれやすくなります。

本当の自分に気付くことで、自分に合っていない選択が明らかになると

「変わらなきゃ」と思う反面「変わるのが怖い」と不安になるでしょう。

例えば、

「今の仕事が自分には合っていない」

と気付いても

「辞めたいけど生活を考えるとやめられない」
「家族に反対されそう」

といった気持ちの板挟みになり、行動できず苦しむ場合もあります。

しかし、この葛藤は変化の兆しです。

全ての行動がすぐにできないといけないわけではありません。

気付けたことだけでも大きな前進です。

焦らず、行動できることから始めるだけでも大きな一歩となるでしょう。

自己理解を深める方法3種類

自己理解を深めるメリット・デメリットを知り、自己理解を深めたい！

と思った方もいると思います。

必ずしもすべてやる必要はありません。

手軽に始められそうなものから始めてみましょう！

自分史（ライフチャート）を書いてみる

気軽に自己理解を深める方法として、自分史（ライフチャート）があります！

自分史は、自分の人生を時系列で振り返っていきます。

具体的には

・主な出来事
・影響を受けた出来事、人、本
・成功体験
・失敗体験

などを書き出していきましょう。

当時の感情やその経験から得た教訓なども書き出すことがおすすめです。

そうすると、自分の価値観がどのように形成されてきたかがわかってくるでしょう。

自分の思考や行動パターンの傾向が明確になります。

自分史は、人生の全体像を客観的に見ることができます。

また、自分自身の成長や変化を違った視点で捉えられる効果的なフレームワークです。

過去の情報が整理できると、今後の目標設定にも大きく役立ちます！

性格診断や適正検査を受けてみる

自己理解を深める方法に、性格診断や適正検査を受けることがあります。

「MBTI」や「ストレングス・ファインダー」などは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？

自分の性格やタイプ、強みを客観的に把握するために有効です。

MBTI、ストレングス・ファインダーについて

MBTI	16の性格タイプに分類 思考や行動パターンの傾向を理解
ストレングス・ファインダー	34の資質から上位5つを特定 個人の強みに焦点

性格診断や適正検査を受けることで、自分では理解できていなかった強みや潜在的な能力を見つめ直せます。

ただ、診断結果をすべて鵜吞みにしてしまうのは危険です。

診断する時期や周りの環境が変化していけば、診断結果も変化していきます。

「参考程度に受けてみるか！」くらいの気持ちで診断を受けることがおすすめです。

他者からフィードバックをもらう

自己理解を深める方法には、他者からフィードバックをもらうことも有効です。

自分では気が付きにくい特性や行動パターンを他者の視点で把握できます。

他者から自分がどう見えているかを把握できると、自己理解の精度が高まります。

周りの人にフィードバックをもらうことは、勇気が必要になるでしょう。

しかし、聞いてしまえば意外とすんなり答えてもらえるパターンが多いです。

具体的には、上司や同僚、家族など信頼できる人に率直な意見を求めましょう！

質問例は下記のとおりです。

・「私の長所と短所は何だと思いますか？」
・「普段の生活の中で「私らしいな」と思う言動はありますか？」
・「他の人と比べて、私の特徴的なところってどこですか？」

などと質問してみましょう！

他者からのフィードバックは、自己認識と他者からの評価のギャップを埋めます。

自分だけでおこなうよりも、より正確に自己理解を深められます。

自己理解を深めるのが難しいと言われる理由

例えば、

・無意識に自分を良く見せたいと思ってしまう
・一人で完璧に自分を理解することが難しい
・自分のネガティブな面にも目を向ける必要がある
・自分自身が常に変化している
・自分のことを言語化する習慣がない

などがあげられます。

このように、自己理解を深めることが難しい理由は、複数の要因が重なるためです。

自分に丁寧に向き合い、他者からの視点も取り入れることで、少しずつ深めていく姿勢が大切です。

自己理解を深めて人生好転！

自己理解は、単なる「自分探し」ではありません。

自分の内側にある「本音」や「価値観」を丁寧に見つめ直し、

過去の痛みや今のモヤモヤに向き合いながら、自分らしく生きるための“軸”を育てていくことです。

過去の辛い記憶を思い出し、痛みを伴うこともあるでしょう。

変化を求める自分と、現状に留まりたい自分との間で揺れ動くこともあるかもしれません。

しかし、自己理解を深められると、

• やりたいことに自信を持って進める自分
• 他人の意見に流されず、納得感をもって意思決定できる自分
• 感情の波に振り回されず、心地よく生きられる自分

そうした「理想の自分」に近づく確かな一歩となります。

自分の人生を変えるのは、特別な才能や環境ではありません。

自分自身を知り、信じてあげられる“あなた”の在り方です。

この記事をきっかけに、今日から小さな一歩を踏み出してみてください。

あなたがあなたらしく生きるために。